皮膚から毒が経皮毒ってあるのかも
カルテNO00342
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海田まつたに鍼灸整骨院
わたしたちの多くは皮膚から
毒が入らないって思っている
のではないだろうか?
しかし良く考えてみると
うるしに使われる葉などに
接触して皮膚に炎症を起こす事がある
反対に
クスリで考えてみよう
むかしから使われてきた膏薬
その始まりは奈良時代に端を発し
江戸時代後期に蘭学との融合を経て
民間医療も含め、伝統的に
“患部に膏薬(こうやく)を貼る”
という日本独自の文化が根付いていった
1970年代に
日本の西洋医学領域においても
縦・横何cmといった規格にきちんと成形された
成形貼り付け剤型の“パップ剤”が
湿布薬として日本で生まれ多用された
初期の日本の(成形)“パップ剤”は
貼り付けると清涼感(メントール、サルチル酸、カンフル)や
温感(唐辛子の成分であるカプサイシン)を感じさせる成分が
ゲル状の基材に含まれるのみでした
理論的には
これによる冷感も温感も皮膚感覚のみのものであり
実際、温度的にはほぼ変化ない状況であったのにも関わらず
何故か、患者(日本人)の評判はよく
現場の医師・患者にも強く浸透し受け入れられていきました
1985年頃
日本の西洋医学領域における湿布薬(貼り薬)
に関する考え方が変わってきます
従来、飲み薬や注射薬に使用されてきた
化学的な消炎鎮痛物質が成分として
含まれたパップ剤が販売されました
その頃から、貼り薬を
「経皮吸収型製剤」
として位置つけるようになりました
従来、薬物の投与経路は経口(口から薬を飲む)
経静脈(静脈注射、点滴)
皮下、筋肉(皮下、筋肉注射)が殆んどでしたが
本来バリア機能の強い皮膚を
薬物投与経路の一つとしてみなし
「経皮吸収型製剤」を開発
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